2015年8月17日月曜日

スマホの未来を予想する

 スマホの使われ方は二極化しつつある。一つは主に10代から20代の若者の使い方であり、ツイッター、Line、Facebook等に写真を投稿するためにスマホを持つというスタイルだ。この用途に対してはカメラ性能が求められる。

 一方で、30代以降の使い方はカレンダー、乗り換え案内、Evernote、ネット検索がメインと予想される。この用途ではiPhoneはオーバースペックであり、1〜2万円のスマホが適している。

 これからのスマホに求められる要件は次の四つになるだろう。
(1)安さ
(2)長時間稼働(省電力)
(3)カメラ性能
(4)コンパクト

 高性能デジカメとスマホの連携は、今後、一つの重要な機能になるだろう。この理由は、(3)と(4)の両立が難しく、カメラ性能にこだわるユーザは、例えば、DSC-RX100とスマホを二台持ちするためだ。そして近い将来、カメラのないスマホが発売されるだろう。

 今後はMVNOが浸透し、スマホの通信費の月額は1000円以下が主流になるだろう。これに伴い、PS4かPCでのゲームの人気が高まる可能性がある。この理由は、スマホの維持費(端末代+通信費)が低下することで、お金の余剰が生まれ、それがPS4やPCに使われると考えられるためだ。

 今後の動向に着目したいのはLineとキャリアメールだ。メールの利便性が低い一番の原因はスパムメールであり、スパムメールへの対策は今後もできないように思える。これに対して、相互認証によりスパムを排除したLineやTwitterのDMが、メールを代替しようとしている。また、キャリアメールが不要な世界が来れば、MVNOのユーザ数が爆発的に増えると思われる。

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